鉄道ファン11月号で“813系 全形式全番台 (1)”を執筆しました
“ 813系 全形式・全番台 (1)”の執筆を担当した 鉄道ファン2022年11月号(No.739) が、本日(9/20)発売されました。
今年(2022年)6月号 の “解説 キハ283系 〜全形式・全番台〜” 以来の執筆ですが、今回はJR九州の近郊形電車813系を形式写真付きでサクッと概説しました。
813系はぜんぶで 4形式・37区分 と種類が多く、さらに福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)仕様の車両もあるなど、かなり複雑な系列です。
これを数ページで概説するのは難しいので、2回に分けて解説するシリーズになりました。
今回はその前編です。
1994(平成6)年のデビュー時に新製された1次車(0番代)から2003(平成15)年に増備された9次車(300番代)・10次車(サハ813形400番代)までの3形式と13区分を6ページの枠に盛り込みました。
GTO素子インバータ制御装置を搭載する編成を対象にしましたが、昨年(2021年)3月から始まった輸送力向上工事(座席の一部撤去)施工車の2200・3400番代は後編に回しました。
今年(2022年)2月までに撮影した形式写真も含めて一通りの写真が揃っていますので、JR九州の813系車両入門に相応しい内容になっています。
今回もちょっと頑張ってみましたので、この表紙の鉄道雑誌を見掛けたら是非手に取っていただきたいと思っております。
* * *
撮影報告をしていませんでしたが、今月(9月)初旬に813系の輸送力向上工事施工車を撮りに福岡に行っていました。
草ボウボウなこの時期は避けたかったのですが、少なくとも遠賀川(おんががわ)と香椎(かしい)は雑草が落ち着いているのが事前に確認できたので決行しました。
最悪の場合、この2駅に滞在して未撮影の工事施工車を撮ればいいと思っていたのと、未撮影車のほとんどがブラインドなしでIRカットの着色ガラス装備の車両だったので、ブラインド閉の車両の扱いに苦労しないで済むのでは? と思っていたからです。
曇りときどき雨の予報が続いたので福岡に向かいましたが、初日(9/3)はほとんど雨、2日目(9/4)はピーカン!
2日間の滞在で何とかなると思っていましたが、これではダメですね…
目的の車両を撮るためには車両探しをしないといけないので、だいたいこういうときは初日に運用を掴んで2日目に撮影したいのに、現地2日目にピーカン… これでは為す術がありません。
結局、台風11号が接近する直前まで九州に滞在しました。
帰りの飛行機が飛ぶかどうか不安の中、輸送力向上工事施工車を一通り撮影…
福岡空港よりも北九州空港の方が台風11号の影響が少ないと思って、北九州空港発の便を直前に予約しました。
小倉経由で日豊本線の朽網(くさみ)に向かい、空港行きの路線バスで北九州空港に移動しました。
チェックインの時点では羽田行きが運航するか分からない状態でしたが、その後、予定どおりに運航との連絡があり、無事に福岡遠征から帰宅しました。
今回は、ピーカンと台風に翻弄される中、何とか遠賀川駅で撮影した輸送力向上工事施工車 クハ813-2222(本ミフ)をアップしたいと思います。
最近は、輸送力向上工事の施工とは関係なくドア番号の数字が消去されています。
工事施工車でドア数字付きというのは意外に珍しい外観ですので、窓が開いていたりブラインドが下りた状態の形式写真ですがご容赦ください。
クハ813-2222(本ミフ) 2022年9月5日 遠賀川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
評判の悪い輸送力向上工事施工車ですが、やっぱりドア間に5列あった座席が3列しかなく、しかも2人席になる4ヶ所のうち必ず1ヶ所が優先席になるのは一般人にとっては酷ですね…
しかも、窓割りとシートピッチの関係で2人席は車窓の景色が楽しめない。
文句を言いたくなる気持ちはよく分かります。
9/23(金)のダイヤ改正で小倉〜博多間の快速列車は日中走らなくなるので、停車駅を増やした特急列車なら快適に移動できるので、こんどからは特急列車をご利用くださいね、ということなのでしょう〜
コメントの更新情報
トラックバックURL: https://www.train-books.net/jrq_kuha813-2222/trackback/