鶴見線用の205系1100番代 モニタリング装置搭載車(クハ205-1104)
地元神奈川県から離れた場所で活躍する車両をアップし続けていたのと、前回の クハ816-1104 と同じ番号の車両をレタッチしてみたので、今回は鶴見線の205系1100番代を採り上げたいと思います。
鎌倉車両センター中原支所(横ナハ)に配置されている鶴見線用編成で唯一の線路設備モニタリング装置搭載車、ナハT14編成の クハ205-1104 です。
クハ205-1104(横ナハ) 2022年4月28日 大川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
この3月のダイヤ改正で東北本線(宇都宮〜黒磯間)と日光線、相模線の205系(500・600番代)が引退したので、JR東日本管内の205系は鶴見線と南武支線(尻手〜浜川崎間)、仙石線の3路線だけとなりました。
最盛期に1,413両の勢力を誇っていたJR東日本の205系も、保留車を除くと101両。
いつ消滅してもおかしくないほどの勢力です。
そんな貴重な存在となった205系が走る鶴見線ですが、E131系の新製投入が噂されています。
鶴見線用の205系は2014(平成26)年3月に撮影済みなので取り立てて慌てる必要はなかったのですが、2020(平成28)年9月にT14編成の クハ205-1104 に線路設備モニタリング装置を取り付けたためウォッチング対象に急浮上してしまいました。
205系に線路設備モニタリング装置を搭載した例は他でも見られますが、これらはすべて偶数向きのクハ204形(1100番代)。
しかし、鶴見線の場合は下の編成図のように偶数向き(鶴見方)に制御電動車(M’c)のクモハ204形を連結しているので、床下機器に余裕のあるのは奇数向きのクハ205形だけ。
このような事情があるので、鶴見線には線路設備モニタリング装置を搭載した奇数向きの クハ205形 が配置されています。
すでに引退してしまった東北本線(宇都宮〜黒磯間)と日光線、相模線のモニタリング装置搭載車(クハ204形500・600番代)とは運転台の向きが異なるので、同じ“クハ”でも床下機器の配置がぜんぜん違います。
ただ、写真のように機器類の存在感の薄い軌道変位検測装置しか搭載していないので、写真を並べてみないと一般車との違いが分からないのが残念なところ。
ただ、モニタリング装置を搭載していない一般車 クハ205-1108 や、偶数向きの軌道変位検測装置搭載車 クハ204-605 と見比べてみると模型にしたくなるようなレア感が分かると思います。
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