313系4両編成のブレーキ抵抗器付き制御電動車(カキJ4編成のクモハ313-1106)
春休み期間の青春18きっぷなら無駄にならないと思って購入しましたが、今年は予想していたよりもいい天気の日が多かったので消化しきれませんでした。
3月下旬までに撮りに行けたのは、比較的近場の宇都宮(栃木県)と酒々井(千葉県)だけ…
もうちょっと出掛けられたらよかったのですが、何しろいい天気ばかり。
これでは撮影できません。
3月最終日に東海道本線の熱田(名古屋市熱田区)まで遠征したので、交通費的には無駄にはなりませんでしたが、残念ながら狙っていた車両は撮れませんでした。
目的の車両は、増結用として使用されている2両編成(カキY31〜Y46編成)のクモハ313形300番代。
この3月ダイヤ改正で東海道本線(名古屋口)の313系運用が8両編成主体になったので、2両編成は4両または6両基本編成とセットで固定的に運用されるようになりました。
このため、2両編成専用車のクモハ313形300番代と5300番代は完全に中間封じ込め…
クモハ313形5300番代は去年(2021年)撮影できましたが、300番代の方は未撮影。
何とかしなければと考えていたところ、3月末に数日間だけ2+2両編成が4両の運用に入ってクモハ313形300番代が先頭に連結されたので、ドン行を乗り継いで熱田まで遠征したという訳です。
でも、残念ながら当日になって運用が差し替えられてしまったので、クモハ313形300番代は撮れませんでした。
片道6時間の長距離移動が無駄に…
…はしたくなかったので、帰りに三河三谷に寄ってブランドの上がっている車両を待って、これまで未撮影だったクモハ313形1100番代(ブレーキ抵抗器搭載車)の海側を記録しました。
これで無駄足だけは免れました〜
315系の投入とダイヤ改正にともなう車両転配で以前よりも撮りやすくなった形式区分はありましたが、クモハ313形300番代についてはさらに難易度が上がりました。
いつ撮れるか分かりませんが、ゆっくりウォッチングしていこうと思います。
ということで、今回は3月31日(木)の遠征で唯一きれいに撮れた形式写真をアップします。
大垣車両区(海カキ)のJ4編成の東京方に連結されている クモハ313-1106 です。
クモハ313-1106(海カキ) 2022年3月31日 三河三谷駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
313系1100番代は313系の3次車(2006年)から5次車(2014年)にかけて新製された4両編成です。
3次車は、中央本線名古屋口用の1000番代の仕様変更車としてB4・B5編成の2本だけが神領車両区(海シン)に配置されました。
313系1000番代の基本仕様を踏襲したので、電動車に発電ブレーキは搭載していません。
2010・2011(平成22・23)年には、313系の4次車グループとして313系1100番代が カキJ1〜J7編成、シンB6編成 の順で増備されました。
1100番代の増備グループは、3次車のシンB4・B5編成と異なり、列車本数の低い線区で回生失効が起きても空気ブレーキを使わずに済むように発電ブレーキ用の抵抗器を搭載しています。
今回撮影した クモハ313-1106 を含むカキJ4編成をイラストにしてみましたが、中間電動車の モハ313-1106 もブレーキ抵抗器を搭載しています。
カキ J4編成
上の編成図をクリックすると大きく表示されます。
米原方(偶数側)の クハ312-413 は先日アップした クハ312-408(海シン)と同区分ですが、こちらは暖地向けなので半自動ドア用の押しボタンがなく、前位台車のスノープラウも省略されています。
2014(平成26)年に、313系の5次車グループとして313系1100番代の カキJ8〜J10編成 が再増備されました。
313系の最終グループとなるので、客室照明が蛍光灯からLED蛍光灯に変わりましたが、外観の変更やブレーキシステムの変更はありませんでした。
結局、313系1100番代は発電ブレーキ用の抵抗器を搭載するかしないかに関わらず、転換クロスシートに車端部のみロングシートとした座席配置の4両編成をすべてまとめたグループということになりました。
静岡地区用の313系は2500番代と2600番代のようにブレーキ抵抗器の有無で区分を変えましたが、名古屋地区用については座席配置が区分のすべて。
ローカル転用を考慮しない4両編成だからこうなったのでしょうか?
よく分かりません…
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