「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

「友近・礼二の妄想トレイン」に写真を提供しました(今回の写真は クハ106-115)

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突然ですが、数年前に撮影した形式写真がBSテレビのバラエティー番組で放送されることになりました。

 
友近・礼二の妄想トレイン

Twitter 番組公式アカウントより)

 

来週月曜日(3月7日)、21時から放映される 1時間番組、BS日本テレビ「友近・礼二の妄想トレイン」の“第68回 青春18きっぷで行く ご当地ラーメン食べ尽くし鉄道旅”で使われるようです。

提供した写真は1枚です〜

 
番組サイトの次回予告を見た感じだと、東北本線(宇都宮線)や両毛線に絡んだ話題で使われるのでしょうか〜

 

目指すは豊洲、佐野、白河。
朝からひたすらラーメンを求めて!
鉄道好きとラーメン好きがコラボ。
鉄道博物館、蔵の町、そして温泉も。

 
佐野なんて奥さんの実家(栃木市)のお隣りさんなので馴染みの場所ですね。

蔵の町ってことは栃木市も登場かな?

 
まぁ〜、提供した形式写真がどんなかたちで使われるか分かりませんので何とも言えないですが、鉄道写真でも特に地味な形式写真がテレビ番組で使われるというのは嬉しいものです〜

 
スタッフさんのご厚意で写真に撮影者名のクレジットが入るようなので、冷やかしに週明けの月曜日(3/7)は21時からBS日テレ(BS4)にチャンネルを合わせて「友近・礼二の妄想トレイン」をご覧いただけたらと思っています。

 
 * * *

 

番組に提供した形式写真ではありませんが、今回は東北本線と両毛線に絡んだ車両ということで、高崎〜小山〜黒磯間の直通運転で使われていた高崎車両センター(高タカ)の107系100番代後期形、クハ106-115 をアップしたいと思います。

2017(平成29)年3月改正までは両毛線から黒磯まで乗り入れる列車が何本かありましたが、同改正で宇都宮の折り返しに短縮、2019(平成31)年3月改正で両毛線からの直通列車そのものが廃止されてしまいました。

 
クハ106-115

クハ106-115(高タカ)  2013年9月2日 宝積寺駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

通常、東北本線では、下り方(青森方)の先頭車は奇数向き制御車(Tc)が連結されます。

しかし、両毛線から東北本線への直通列車は新前橋駅隣接の高崎車両センター(高タカ)配置車(107・115系)が使用されていたので、東北本線に乗り入れるときに小山でスイッチバックするため、東北本線内では偶数向きの T’c車 が下り方(青森方)の先頭車となりました。

両毛線からの直通列車はほかの東北本線の列車と編成の向きが逆だったので、今回の写真のように宝積寺で T’c車 が撮れたのです。

 
今回アップした107系100番代が両毛線から東北本線(宇都宮線)に乗り入れていたときの路線図と車両の向きをイラストにしてみました。

 
路線と車両/編成の向きの関係(東北本線 & 両毛線編)

路線と車両/編成の向きの関係(東北本線 & 両毛線編)

上の路線図をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

どうでしょうか?

高崎支社の新前橋(高タカ)に配置されている107系100番代が宇都宮や黒磯に乗り入れると、大宮支社管内の列車と編成の向きが逆になってしまうことが分かると思います。

逆向きの編成が併結する運用がなければ特に問題がないので、このようなことは各地で見られます(松本地区など)。

 
そういえば、1998(平成10)年12月改正までは水戸線の403・415系が両毛線の桐生まで乗り入れていました。

こちらの場合は両毛線に入っても車両の向きについては問題ありませんが、交直流電車の403・415系が直流電車の107・115系や211系と連結することはないので、そもそも気にする必要はないですね〜

 
ついでに思い出してしまったのですが、1980年代までは両毛線を含めてこの辺りの普通列車には郵便車や郵便荷物車が連結されていました。

これはもっとややこしい話しで、路線図には入っていませんが、信越本線横川〜軽井沢間(碓氷峠)を走る115系や169系は編成の重量バランスを考慮して麓側に電動車のクモハが入るように組成されていたので、長野運転所(長ナノ)持ちの列車は新前橋配置車とは奇偶逆向きの編成となっていました。

そのため、高崎界隈の普通列車は編成の受け持ち区所によって向きがバラバラ…

それなのに、当時の普通列車は郵便車や郵便荷物車を連結していたので、この辺りを走っていた長岡運転所(新ナカ)のクモユ141形や新前橋電車区(高シマ、高タカの前身)のクモユニ74形200番代はどちら向きの編成(70・80・115系や165・169系)とも連結できるように両渡り構造となっていました。

 
後半部分がちょっと長くなってしまいましたが、高崎・上越線と東北本線はどちらも同じ系列の車両が走っているのに、両毛線を介して互いに乗り入れすると車両の向きがバラバラになってしまう、という話しでした。

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