鉄道ファン11月号の特集“キハ183・キハ185系 全形式全番台”を執筆しました
少々告知するのが遅れてしまいましたが、昨日(9/21)発売された 鉄道ファン2021年11月号 の巻頭特集“キハ183・キハ185系 全形式全番台”の執筆を担当いたしました。
鉄道ファン 2021年11月号(No.727)
同誌2021年7月号(No.723)に“787系「36ぷらす3」”の形式写真が掲載されたことをこちらで報告しましたが、その直後に同誌の編集さんから驚きのご依頼があって、数ヶ月掛けて少しずつデータを整理しつつ執筆してました。
キハ183・キハ185系は何れもデビューの頃から馴染みの形式でしたし、(鉄道趣味をやめていた時期を除いて)ずっと追いかけていましたので、少し気持ちが入った感じで 67種類の形式区分(形態および所属会社違いを含む)について解説しました。
鉄道ファン誌らしいダイナミックな写真が満載の45ページの巻頭特集ですが、いつもお世話になっている写真仲間の横山さんや冨田さん、川口さんの写真を含めて45枚の形式写真についてはこちらが提供したものが掲載されました。
ちょっとだけ頑張ってみましたので、この表紙の鉄道雑誌を見掛けたら是非手に取っていただきたいと思っております。
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今回は、この流れで特集“キハ183・キハ185系 全形式全番台”には掲載されなかった形式写真をアップしたいと思います。
特急「サロベツ」用の指定席仕様車に改造された“キハ183-1501〜1503”については「サロベツ」時代に撮影した キハ183-1503 が P19 に掲載されたので、こちらでは「オホーツク」のマークを付けた最近の姿をご覧に入れようと思います。
キハ183-1503(札ナホ) 2020年10月1日 遠軽駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
このグループ(3両)は指定席専用車両とするためにリクライニングシートを取り替えたうえにシートピッチをオリジナルの940mmから1,050mmに拡大し、さらに各座席の壁に電源コンセントを取り付けました。
残念ながら キハ183-1502 は2020(令和2)年10月に廃車されてしまいましたが、残りの2両は「オホーツク」「大雪」の札幌・網走方の4号車(自由席)に連結されています。
これだけの乗り得車両なら「オホーツク」「大雪」に転用されてからも1号車の指定席車に入ればいいのですが、ほかのキハ183形(1550・4550・8550・9550番代)と定員が異なるので自由席車としてしか運用できないのです。
2018年3月ダイヤ改正以降、JR北海道のキハ183系はこの2列車だけになりましたが、元「サロベツ」だけでなく「北斗」から転用された重要機器交換工事車も一緒に運用されているので、稼働車過多の状況が続いているので乗り得車両が自由席に入る確率はかなり低くなりました。
「サロベツ」時代のように酷使されたのも過去の話し…
今では、乗り得車両に座れるのも運次第なのです。
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