臨時列車に変更された「指宿のたまて箱」「はやとの風」の共通予備車 キハ140 2066
今年に入ってからの撮影報告が1月下旬以降疎かになってしまいました。
申し訳ありません
それ以降も撮影困難形式を中心に地道に撮影してますので、今回からその一部をアップしていきたいと思います。
首都圏の各路線はコロナ対策のため窓を開けた車両がまだまだ多い。
これではきれいな形式写真は撮れませんので、コロナ禍が落ち着いてこの状況が収まるまでは首都圏での撮影はやめて、JR東海の313系とJR九州の特急用車両に狙いを絞って遠征に出ることにしました。
JR東海管内はつきみ野から比較的近いので、すでに何回か日帰りで行っています。
でも、その成果をアップするとなると313系の似たような外観の形式写真が続いてしまうので、それ以外ということでJR九州の個性的な車両を取り上げてみたいと思います。
ということで、先ずは2月下旬の鹿児島遠征〜
実は、ダイヤ改正で撮影機会が激減するのでは?と懸念していた車両がありました。
この3月ダイヤ改正で臨時列車化された観光特急「指宿のたまて箱」の予備車、鹿児島車両区(鹿カコ)に配置されている キハ140 2066 です。
キハ140 2066 は昨年(2020年)3月に臨時列車化された「はやとの風」の予備車も兼ねています。
「はやとの風」が臨時化されたのがコロナ禍と重なったためなのか、キハ140 2066 が「はやとの風」に充当されるかどうかが前回のダイヤ改正以降 “鉄道ダイヤ情報”に掲載されなくなってしまいました。
このような対応が「指宿のたまて箱」の臨時化以降でも見られてしまうと、鹿児島地区の鉄道ファン以外は キハ140 2066 を撮れません。
JR九州の列車予約サイトで座席指定するときに編成変更は確認できますが、都度確認となると結構面倒な作業です。
「指宿のたまて箱」が定期運行されているうちに キハ140 2066 を撮ってしまえばそんな心配は要らないので、“鉄道ダイヤ情報”に編成変更のことが載っている2月中旬に鹿児島に行くことにしました。
2日連続で曇るような日があれば交通費がそんなに無駄にならないだろうということで、2月12日早朝のフライトで鹿児島空港に向かい、その日の午後に キハ140 2066 を撮影してきました。
鹿児島中央駅の4番ホームは雑草が茂っていることが多いのですが、事前に刈り取られていることを Twitter で確認していたので、現地に着いたらガッカリ… なんてこともなくきれいに撮れました。
これで九州南部の“デザイン&ストーリー列車(D&S列車)”で使用されている気動車はコンプリート!
でも、撮りたいと思ってから3年近く掛かりましたけどね〜
ということで、今回は キハ140 2066(鹿カコ)をアップしたいと思います。
キハ140 2066(鹿カコ) 2021年2月12日 鹿児島中央駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ140 2066 は、1991(平成5)年6月に キハ40 2066 の駆動用機関(エンジン)を高出力の SA6D125-HD1(360PS/2,000rpm)に換装した改造車です。
キハ140形に改造されてから程なくして新製配置区の直方気動車区から人吉鉄道事業部に転属し、転属後はおもに勾配区間の多い肥薩線で使用されました。
1995(平成7)年4月に鹿児島運転所に転入し、2004(平成16)年2月には キハ147 1045 とともに観光特急「はやとの風」用車両として整備されました。
まさに大抜擢です〜
2006(平成18)年に キハ47 8092 が増備されて「はやとの風」が キハ47 8092(1号車)と キハ147 1045(2号車)の2両編成になったため、当車は予備車となり3両運転時の増結車両に変更された。
その後、2011(平成23)年3月に特急「指宿のたまて箱」が運転開始となり、両列車の共通予備車となったため「はやとの風」のロゴが消されました。
さらに、2012年(平成24)には「指宿のたまて箱」仕様に再改造され、車体塗色だけでなく内装も“指宿のたまて箱”仕様に改装されました。
車体中央部に設けられた大窓が特徴の展望スペース〜
このスタイルは「いさぶろう」「しんぺい」「かわせみ やませみ」の共通予備車 キハ140 2125 に引き継がれていますが、現在はこちらも出番がありません。
早くこんな集団ヒステリーな状態から脱却して、withコロナながらも新しい日常を築いていって、こういう予備車が増結されるような賑わいが戻ってきて欲しいですね。
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