“あきたクルーズ号”転用前の“リゾートしらかみ”時代に撮影した キハ48 1701
先日発売された鉄道ファン2020年2月号の巻末に“JR車両データバンク”が掲載されておりました。
JR車両の2020(令和2)年度上半期の動きが一覧できるので、暇なときにサクッと確認してみました。
ほとんどが既にチェック済みのことばかりでしたが、ノーチェックで未撮影だった車両が人知れず廃車となっていました。
秋田車両センター(秋アキ)に配置されていた“あきたクルーズ号”の4両で、9月1日付けで廃車。
いまでも同誌のJR団体臨時列車運転予定コーナーに“あきたクルーズ号”の欄があるので、コロナ禍が落ち着いてクルーズ船の需要が戻ったら運転されるものと思っていました。でも、それを待たずにアッサリ廃車されたようです。
“あきたクルーズ号”は、2016(平成28)年7月にHB-E300系に置き替えられた快速「リゾートしらかみ」の旧橅(ブナ)編成の4両で、秋田港に寄港するクルーズ船の乗客専用列車「秋田港クルーズ列車」(秋田〜秋田港間)に転用するため2018(平成30)年に整備されました。
整備といっても塗色変更を施した程度で、それまでの白色ベースに緑色をいれたカラーリングから旧青池編成のような白色と青色に変更されました。
客室などの内装は「リゾートしらかみ」時代のままで、2018年4月から「秋田港クルーズ列車」として営業が開始されました
「リゾートしらかみ」の各編成がすべて4両化される直前に当時の橅(ブナ)編成の3両は撮ってますし、のちに橅編成に組み込まれた中間車の キハ48 1543 も青池編成当時に撮影してますが、爽やかなカラーリングになってからの4両も撮影したいと思っていただけに残念でした。
ということで、今回はひっそりと廃区分となった1区分1両のキハ48形1700番代、旧橅(ブナ)編成の2号車に連結されていた キハ48 1701(秋アキ)をアップしたいと思います。
ボックス席(セミコンパートメント)を配した客室なので、同編成の先頭車(キハ48 701・702)とは窓配置が大きく異なっています。
キハ48 1701(秋アキ) 2011年8月2日 北金ヶ沢駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
3両編成時代ですが、中間に封じ込まれている キハ48 1701 の乗務員室(運転室)と キハ48 702 に貼付されていた大きなロゴも撮影してましたので、合わせてご覧ください。
キハ48 702(左)とキハ48 1701(右)の連結部分
碇をかたどった“あきたクルーズ号”のロゴも撮っておきたかったのですが、残念ながら叶いませんでした…
こんなとこにもコロナ禍の影響が及んでいるとは…
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