「北斗」から「オホーツク」に転用されて苗穂ブルーのHET色に変わった キハ182-508
今回は、北海道遠征の撮影1日目(10/1)の続きです。
キハ40 830 が撮影できた興奮が収まらないうちに滝川駅で「オホーツク1号」に乗り込み、元「サロベツ」用の キハ183-1503 の広いシートピッチと車窓の景色を楽しみながら2時間30分ほど揺られて遠軽に移動しました。
遠軽は2週間ぶりで撮影の勝手が分かっていたので、「オホーツク」「大雪」のキハ183系と普通のキハ40形(700・1700番代)、そして遠軽発着の区間運転に就いていた元苗穂車のキハ150形を撮影しました。
安定した曇りの形式写真日和だったのと、前回の反省で事前にお昼を買い込んでおいたので、空腹との闘いは回避することができました。
同じ失敗は繰り返さないようにしないとね…
今回は撮影後に旭川へ戻らずに網走に向かう予定だったので、撮影後も夜まで列車待ちすることはなく、夕方のドン行列車で宿泊地の網走に向かいました。
* * *
ということで、今回は2018(平成30)年7月から「オホーツク」「大雪」で使用されている元「北斗」用の指定席仕様車、キハ182-508(札ナホ)をアップしたいと思います。
列伝シリーズ02「北斗列伝」のP82に新特急色時代の1993(平成5)年7月に函館駅で撮影した キハ182-508 の写真を掲載していますが、今回はなんと27年ぶりの再開 & 撮影でした。
キハ182-508(札ナホ) 2020年10月1日 遠軽駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
写真にチラッと写っていますが、キハ182-508 は客室の3位側(写真左側)に大形荷物置き場が設置されています。
これは「北斗」時代の2009(平成21)年2月のグレードアップ指定席化改造のときに備えられたものです。そのため、定員は未改造車に比べて2名少ない66名です。
2018(平成30)年7月以降、特急「オホーツク」「大雪」は全面的に元「北斗」用車両に置き替えられたので、所定の1・3号車は荷物置き場を設置した元「北斗」用のグレードアップ指定席車が連結されます。
下図のようにJR北海道のサイト(列車ガイド)にも1・3号車の客室の一部に荷物置き場が描かれています。
(JR北海道サイトより引用)
このように3号車(中間車)は荷物置き場を設置した車両に限定されるので、函館〜札幌間の特急「北斗」で使用されていた キハ182-508〜511 または キハ182-7553〜7562 が連結されます。
「オホーツク」「大雪」は所定の4両編成で運転されることが多いので、それ以外の予備車 キハ182-502・507・7551・7552 はほとんど出番がなく、今後も「ニセコ」などの臨時列車や多客期や修学旅行などの増結でしか運用されないと思われます。
これまでは、「宗谷」「サロベツ」の代走にもキハ183系が使用されていましたが、キハ261系5000番代(“はなます”編成)が営業運転に就くようになったので、キハ183系予備車の出番はほとんどなくなるでしょう。
このうち、キハ182-502 はシートピッチが940mmから1,050mmに拡大された元「サロベツ」用の指定席仕様車ですが、定員が少ないのが今となっては徒となっています。
仲間の キハ182-501・503 はすでに運用落ちしており、解体待ちのため苗穂に留置されています。
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