「ライラック」転用工事で簡易運転台が撤去されたモハ788形(モハ788-104)
青森・北海道遠征の現地初日の9/15(火)は五能線のキハ40系と「リゾートしらかみ」用車両がたくさん撮れた収穫の多い一日でしたが、その日は青森県内に留まらないですぐに北海道新幹線で函館に向かいました。
遠征2日目(9/16)から有効となる“HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス”を購入するためで、北海道内の特急自由席乗り放題、指定席も4回まで利用可なのに 12,000円という破格のフリー切符をその日のうちに手に入れたかったからです。
このフリー切符があれば6日間は道内の鉄道移動は自由!
6日間も滞在する予定はありませんが、天気予報の曇りエリアを追いかけるように、遠征2日目(9/16)は函館を後にして札幌方面に向かいました。
しかし、思っていたよりも雨の範囲が広く、撮影候補地だった森や長万部、東室蘭の各駅は雨のため撮影できない状態だったので、雨が上がったばかりの登別で下車しました。
しかし、登別はしばらくするとピーカン☀️に〜
目撃情報を調べてもキハ261系1000番代(7次車)が来ないことが分かったので、次の「北斗」で苫小牧まで行き、そこから室蘭本線でノンビリ岩見沢に向かい、さらに「ライラック」で北上して深川に向かいました。
深川は曇っていましたが、到着した時間がすでに遅かったので、下り「ライラック」の2号車、モハ788形100番代を1枚だけ撮影しました。
その後、すぐに「カムイ」に乗車し、旭川に向かいました。
* * *
ということで、遠征2日目(9/16)の成果はこれ1枚だけでした。
札幌運転所(札サウ)に配置されているHE-104編成の モハ788-104 です。
モハ788-104(札サウ) 2020年9月16日 深川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
分かりにくいですが、3位側(写真左側)の簡易運転台用の妻窓が埋められています。
789系(100・200番代)は青森〜函館間の特急「スーパー白鳥」用として2002(平成24)年12月改正で登場しましたが、このときは函館方の100番代2両ユニット(HE-10X編成)と青森方の200番代3両ユニット(HE-20X編成)で構成されていました。
需要に応じて編成を増解決していたので、編成端に連結されるモハ788形100番代(M1)とモハ789形200番代(M2)に構内運転用の簡易運転台が設置されました。
特急「スーパー白鳥」デビュー当時の789系(HE-104・HE-204編成)
2005(平成17)年にサハ789形(100番代)が函館方のHE-10X編成に組み込まれ、この車両も編成端に連結されるので簡易運転台が設けられました。
このときに2両編成(M3j – Tc’)のHE30X編成も製造され、青森方に増結されるようになりました。
従来のHE-10X編成もサハ789形を抜いた2両(増結ユニット)だけで使用されることもあったので、モハ788形100番代の簡易運転台は存置されました。
サハ789形組み込み後の789系(HE-104・HE-204編成)
2016(平成28)年3月に北海道新幹線の新青森〜新函館北斗間が開業に備えて特急「スーパー白鳥」が廃止されたため、3月改正を前に789系(100・200・300番代)の定期運用は消滅しました。
その後、789系(100・200番代)は札幌運転所(札サウ)に転属し、2017(平成29)年3月改正から札幌〜旭川間の特急「ライラック」に転用されました。
札サウ転属前後に編成が整理され、編成番号の末尾が同番号となるようにHE-10X編成とHE-20X編成が連結されて6両固定編成となりました。
6両固定化により編成内の簡易運転台が不要となったため、一部の編成については同運転台は撤去されて、妻窓もステンレス板で埋められてしまいました。
特急「ライラック」転用後の789系(HE-104・HE-204編成)
今回は地味な中間車の形式写真で、これだけでは789系がどんな車両か分からないかも知れませんね〜
「スーパー白鳥」時代に偶数側の先頭車(クハ789形)を撮影しておりますので、こちらをご覧いただければと思います。
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