五能線で活躍するタブレット保護柵を装備した首都圏色のキハ40形(キハ40 522)
9/4(金)、JR東日本の秋田車両センター(秋アキ)で五能線向けのGV-E400系の報道公開が行われました。
その後、GV-E400系(23両)の運用が2020(令和2)年12月から開始されることがJR東日本秋田支社から発表されたようです。
キハ40系の五能線運用車は五能線と奥羽本線(秋田〜東能代・弘前〜青森間)だけでなく、津軽線青森〜三厩間でも運用されていますが(青森〜蟹田間は1往復のみ)、この区間での活躍も残りわずかとなりました。
秋アキは男鹿線も受け持っているので、これでJR東日本のキハ40系(観光用車両を除く)が全廃となるわけではありません。男鹿線についてはEV-E800系の量産車が10両(2両編成×5本)増備されることが決まっています。
秋アキには国鉄色の首都圏色(朱色5号)に塗り戻された車両が配置されていますが、いずれも五能線運用車のため今回の淘汰対象車となっています。
首都圏色は、キハ40 522・1006(元2016)・2018 と キハ48 505・544・1520 の6両です。
このうち キハ40 522 と キハ48 1520 の2両については、タブレット防護柵が取り付けられ、Hゴムもかつて標準だった灰色のものに交換または塗装されています。
AU26J-A による冷房化が施工され、機関(エンジン)もDMF14HZ系に換装されているので、屋根上と床下部分はだいぶオリジナルから変わってしまいましたが、タブレットを授受していた時代の雰囲気は出ていると思います。
タブレットキャッチャーが乗務員室(運転室)の小窓下部(4ヶ所)に取り付けられたら申し分ないですが、取り付けボルトが残っているだけにもったいないですね…
* * *
ということで、9/15(火)に残り3ヶ月の活躍となったキハ40系の五能線運用車を撮りに川部駅(青森県南津軽郡田舎館村)に行ってきました。
2016(平成28)年3月改正から秋アキ車が津軽線で運用されるようになり、非ワンマン対応車の屋根上に衛星電話アンテナが装備されたので、アンテナ装備車を一通り撮影するのが目的でした。
首都圏色を狙った遠征ではなかったので、首都圏色の車両は1両しか撮れませんでしたが、その1両はタブレット保護柵装備車の キハ40 522 でした。ドア開閉ボタン式の半自動ドアにも改造されていません。
ちょうど雲間から薄ら日が差していい感じのコントラストで撮影できたので、今回は首都圏色の キハ40 522(秋アキ)をアップしたいと思います。
キハ40 522(秋アキ) 2020年9月15日 川部駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
今週から“臨時設定 大人の休日倶楽部パス(東日本)”が使えるようになるので、こんどは キハ48 1520 を狙いに行ってみたいです…
JR東日本に登場した一連の首都圏色車両は五能線向けの6両が最後ですから、後悔しないように撮っておきたいと思っています。
コメントの更新情報
トラックバックURL: https://www.train-books.net/jre_kiha40_522/trackback/