常磐線全線復旧の陰でひっそりと引退した651系0番代(クハ650-4)
昨日(4/7)、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染爆発を防ぐため首都東京をなど7都府県を対象に緊急事態宣言が発令されました。
緊急事態措置を実施すべき自治体の1つに我が家のある神奈川県も含まれており、これを受けて奥さんもこれまでの週3日から毎日自宅にて勤務するという完全なテレワークに切り替わりました。これで我が家の大きめなダイニングテーブルは彼女に占領されるという大変由々しき事態になりました。
この4月から新社会人となった息子も新入社員研修の前半戦はテレワーク体制で進められることになり、専門学校に進学した下の娘も入学式が遅くなって宙ぶらりんの状態が続くことになりました。
中国政府の隠蔽がきっかけで蔓延した新型コロナウイルスのため、家族の風景がすっかり変わりました。
日ごろから撮影以外は引きこもっているので、変わってしまったのはスポーツクラブが臨時休館になってしまったことくらい…
でも、心が折れないように自宅での筋トレに励んでいます…
幸いなことに今のところ家族に感染者はいませんし、近所のショッピングセンターも平和そのもの。
ですが、家族にテレワークが2人もいるのは結構キツイ。
気が違うことになる前に、近所の河原に出てポタリングするなど気を紛らせなけば…
あと、これまで以上に自宅筋トレにも精を出さないとね…
* * *
話しは変わって、今回はこの3月ダイヤ改正でひっそりと引退した車両を取り上げたいと思います。
3月14日のダイヤ改正で東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっていた常磐線富岡〜浪江間が復旧し、9年ぶりに常磐線が1本で結ばれて全線で運転が再開されました。
復旧の目玉として震災前まで同区間を走っていた仙台直通の特急「ひたち」もこれを機に復活しました。
ただ、今回のダイヤ改正では早朝のいわき〜仙台間が復活しなかったので、地元に密着した「ひたち」というよりも、東京とを結ぶ「ひたち」を復活させてみました、という感じの設定です。
新型コロナウイルスで出鼻をくじかれてしまいましたが、いわき〜仙台間が少しずつ活気づくことをいわき市出身の亡き父に成り代わって願いたいと思っています。
ということで、今回はダイヤ改正の直前までいわき〜富岡間のローカル運用に就いていた651系4両編成の上野方先頭車の クハ650-4(水カツ)をアップしたいと思います。
クハ650-4(水カツ) 2019年2月19日 木戸駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
特急用車両の普通車を普通および快速列車で使う場合は、座席ヘッドレスト部分のリネンが省略されますが、このローカル運用では座席が1列おきに回転されてボックス席状に設定されていました。
乗り得列車と言えばそうなのですが、寂しげな姿だったのが印象的でした。
いわき〜富岡間のローカル運用に就いていたのは勝田車両センター(水カツ)のK201編成とK205編成の2本だけでした。
651系4両編成の概要(2020.4.1 現在)
書類上では最近までK207編成が残っていたことになりますが、同編成は盛岡車両センター青森派出に疎開留置されており、解体も現地で行われました。
「あかぎ」系統に転用された651系1000番代も4両編成は1年で営業から外されましたし、さらに「IZU CRAILE(伊豆クレイル)」に転用された編成も3月で週末の運転が終わりました。
6月28日に「IZU CRAILE LAST RUN」を最後に引退する予定になってますが、新型コロナウイルスが落ち着かなかったらこれも取りやめになるでしょうね…
普通の651系4両編成は水戸駅構内に留置されているK205編成が最後ですが、これもひっそりと郡山総合車両センターに回送されるのでしょうね…
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