JR四国で最後のDE10形となってしまった DE10 1139
前回までの“青春18きっぷ”遠征で撮影報告はだいたい終わりました。
9月に入ってからも何度か出掛けていますが、急いで報告する必要もなさそうなので、今回は撮りためていた形式写真の中から地味な話題の1枚をアップしようと思います。
気が付かないうちにJR四国で最後のDE10形となっていた高松運転所(高)の DE10 1139 です。
JRマークが貼付されているのがJR四国所属車の特徴です。
DE10 1139(高) 2019年3月28日 多度津駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
臨時快速「ムーンライト高知」「ムーンライト松山」が2009(平成21)年1月に事実上廃止されてから、JR四国のDE10形はレールやバラストの輸送が主体となり、たまに運転される臨時客車列車を牽引するくらいしか見せ場はなくなっていまいました。
これを受けて高知運転所の2両(DE10 1094・1138)は2010(平成22)年3月に廃車となり、それ以降は高松運転所の2両(DE10 1095・1139)体制が長らく続きました。
この2両がJR四国最後のDE10形としてまだしばらく活躍するものと思ってましたが、2019(平成31)年3月に DE10 1095 が廃車されたため、JR四国のDE10形は DE10 1139 の1両のみとなりました。
JR四国はDE10形以外に機関車を保有していないため、DE10 1139 がJR四国で唯一の機関車となってしまいました(四国鉄道文化館に保存されている DF50 1 は車籍を有するが本線走行できない)。
すでにJR四国には12系や14系などの客車が存在しないため、団体臨時列車で駆り出されるときはキハ185系を牽引するという以前とは違ったかたちで活躍していますが、最後の1両の DE10 1095 が引退する時点でJR四国は機関車の保有を諦めるのでしょうね…
JR東海のキヤ97系ようなレール輸送用の気動車を導入するとおもしろいほどの会社規模ではないような気がしますが、如何でしょうか?
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