「SL銀河号」編成で唯一ボルスタレス台車を履いている キハ143-701
先週末にブログを再開し、6月末の東北遠征初日(6/29)の2枚目の形式写真をアップいたしました。
でも、相変わらず睡眠障害がひどくて、いつ眠られるか分からないテンポ感のない生活に陥っています。
アタマの中もボ〜ッとした状態がすっと続いていて、思考停止の状態が…
数年前までと違って、いまは1週間にだいたい2回のペースでパーソナルトレーナーのもとで筋トレしているので至って健康なのですが、夏嫌いというは50過ぎても治らないですね〜
殺人的な暑さと日照時間の長さから来るブルーな気持ち、これが原因だと思うので、暑さが例年並みに落ち着いてきたので少しずつ始動していきます。
* * *
今回は東北遠征の2日目、6/30(日)の話しです。
このときの遠征は、“大人の休日倶楽部パス”の利用期間ギリギリで日程を組んだので、遠征2日目が日曜日になりました。
普段の平日遠征では撮れない車両を狙いたかったので、前日(6/26)のうちに盛岡入りして、当日は朝寝坊してゆっくり「SL銀河号」のキハ141系を撮ることにしました。
撮影場所は、2年前にも訪れた釜石線の土沢駅。
手慣れたもんで撮影できるだろうと、今回は入線してくる蒸気機関車を撮って、それから駅ホームで旅客車のキハ141系を3両撮る、なんて思い切ったことをしてしまいました。
土沢駅に入線する上り「SL銀河号」 2019年6月30日
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
慣れないことはしない方がいいですね〜
走行写真と形式写真とでは撮影する機材はそれぞれ違いますし、撮影ポイントもぜんぜん違います。上り「SL銀河号」は土沢駅で3分停車しましたが、どちらの写真も中途半端に終わるところでした。
同業者がいない駅ホームで自由に動き回れたので事なきを得ましたが、もう少し立ち回りよく走行写真も撮れるようにできないと、と反省しきりでした。
何とか最後尾のキハ143-701(盛モリ)はきれいに撮れましたので、今回はこちらをアップしたいと思います。
キハ143-701(盛モリ) 2019年6月30日 土沢駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
「SL銀河号」は盛岡車両センターの蒸気機関車 C58 239 が牽引するSL列車です。
通常、SL列車は動力を持たない客車を牽引していますが、釜石線を走る「SL銀河号」は急勾配区間でC58形の補機としての役割を果たすために元客車の気動車キハ141系4両を連結しています。
キハ141系は、国鉄時代の1978〜1982(昭和53〜57)年に北海道向けの極寒地仕様として製造されたオハフ51形を札沼線(学園都市線)用として改造した気動車です。
札沼線での運用を考慮して1990〜1995(平成2〜7)年に改造されたため、駆動用機関(エンジン)が搭載された形式だけではなく、客車時代と変わらない外観をもつ付随車を在籍していました。
2012(平成24)年10月の札沼線の本格電車化にともないキハ141系は余剰となり、250PS級の片運転台のキハ141・キハ142形と付随車のキサハ144形はほとんどが廃車となりましたが、450PS級の高出力機関と2軸駆動式のボルスタレス台車をもつキハ143形はほとんどが室蘭〜苫小牧間のローカル輸送に転用されました。
用途廃止となったキハ141系はミャンマーに渡ることになりましたが、ちょうど同時期にJR東日本で蒸気機関車 C58 239 を使用したSL列車が釜石線で運転することが決定したため、キハ142-201、キハ143-155、キサハ144-101・103 の4両がJR北海道からJR東日本に譲渡され再整備されることになりました。
写真の キハ143-701(4号車)は オハフ51 27 を1995(平成7)年3月に気動車化した キハ143-155 を再整備した車両ですが、運転室の保安装置がJR東日本仕様に取り替えられ、ATS-Psが設置されました。
“宮沢賢治ギャラリー & SLギャラリー車両”に改装されていますが、車両そのものはあくまでも運転室付きのキハ143形ですで、室蘭・苫小牧界隈を走っているの一般車のキハ143形とほとんど同じ外観をしています。
C58 239 より目立たないような塗色をまとってますが、客車好きにとってはこちらが主役です。
道産子のオハフ51形も頑張っているね〜、とエールを送りたくなります。
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