鹿児島本線などで活躍する817系で唯一の中間電動車(モハ817-3004)
台風13号の接近にからんで2日間ほど最高気温30℃以下の涼しい日が続きましたが、これも予報どおり長続きしませんでした。
8/9(木)からは最高気温33度以上…
この夏も青春18きっぷと車中泊を併用して遠征しようと考えていましたが、これだけ暑いと趣味活動はできませんよね…
夜間の最低気温が25度を下回って、夜中に気持ちよく就寝できるようになるまでは無理そうです。
連日の熱帯夜をきっかけに不眠症から抜け出せなくなっているので、しばらくは不要不急の外出を避けようと思います。
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大糸線用のE127系に続いて涼しげなカラーリングのJR車両を用意しようと思いましたが、好適な形式写真が見つかりませんでしたので、今回からは寒いなかで撮影した写真をアップしていきたいと思います。
先日、NHKテレビの「ブラタモリ」で門司港駅が採り上げられていましたが、今年(2018年)1月に寒くて涙目になりながら数時間滞在してましたので、今回はそのときに撮影した真っ白な車体の817系を選んでみました。
九州北部の都市圏輸送用として鹿児島本線などで活躍する817系3000番代の中間電動車、モハ817-3004(本ミフ)です。
モハ817-3004(本ミフ) 2018年1月11日 門司港駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
JR九州の817系は2001(平成13)年から製造された近郊形交流電車ですが、アルミニウム無塗装車体(現在は銀色に塗装)に転換クロスシートを装備する0・1000・1100番代と、真っ白の車体にロングシートの2000・3000番代の2種類に大きく分けることができます。
白い車体のロングシート車は2012(平成24)年から製造されましたが、編成両数の違いにより福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)用の2000番代(2両編成)と九州北部の都市圏輸送用の3000番代(3両編成)の2つのグループに分けられます。
2000番代グループ以前の817系はローカル線区に投入されたので2両編成を基本としていますが、1000番代以降は将来中間電動車が組み込んで3両化できるように容量の大きい主変圧器を搭載しました。今のところ、813系0・100番代のような3両化は行われていません。
817系3000番代は813系と同様に運用されることを前提に設計されたため、当初から中間車を電動車とした3両で組成され、新形式のモハ817形(3000番代)が中間に連結されました。
このグループは側面の行先表示が各車の車体中央部付近にあり、中間車のみ強制換気装置が屋根上に搭載されています。
従来車の813系とともに鹿児島本線(小倉〜荒尾間)の快速列車に充当されるため、ヨーダンパ付きの台車(DT404K)を履いています。
後継車と思われる腰高デザインの821系先行試作車が2018(平成30)年2月に落成したため、817系3000番代は3両編成11本だけのグループに終わりそうです。
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