原ノ町〜浪江間の区間運用に就いていた701系100番代(クモハ701-106)
東日本大震災から7年を迎えました。
昨年(2017年)の夏に、宮城県南三陸町のホテル観洋に家族で泊まりに行って“語り部ツアー”に参加したり、宮城県石巻市の旧大川小学校で遺族の方に現地でいろいろとお話しを伺う機会があったので、今年は例年よりも思うことの大きい一日となりました。
やっぱり現地に行ってみないと分からないことが多い。
“語り部ツアー”で実際の津波の高さを知るまでは人ごとだった部分もありましたので…
民間のホテルがこういう活動をしているということがもっと知られるように、そして普通の人がもっと“語り部ツアー”に参加するようになればいいな、と。
毎年とはいかないかも知れませんが、立派ないいホテルだったので2〜3年に1回はホテル観洋に泊まりに行って“語り部ツアー”に参加して、復興の進み具合を実際に見たいと思っています。
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ここのところJR九州の車両が続きましたが、こういう日なので東北地区の車両を今回は取り上げたいと思います。
津波を受けて廃墟となった山元町立中浜小学校を見たり、ゴーストタウン化していた福島第1原発事故の避難指示解除準備区域をクルマで通り抜けた、衝撃的な光景を見たときの遠征で撮影した形式写真です。
仙台車両センター(仙セン)では少数派の701系100番代の クモハ701-106 です。
クモハ701-106(仙セン) 2017年4月26日 原ノ町駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
701系100番代は、補助電源装置をMGからSIVに変更したマイナーチェンジ車です。
701系の2両編成は仙センに30本も配置されていますが、100番代は2本しかいません。もともと少数派区分なのに秋田と仙台に配置区が分散しているためです。
仙センの701系は運用範囲が広く、南は栃木県の東北本線黒磯(当時、現在は新白河)、北は岩手県の一ノ関まで、そして常磐線の浪江以北と仙山線にも入るので、特定の番号車を追いかけるのは至難の業です。
このときはE721系1000番代を撮りに行った遠征で、100番代はマークしてませんでしたが、午後から原ノ町〜浪江間の区間運用に入ってくれました。
この日は形式写真日和。
しかも、折り返しまで時間のあるときでした。
それまで目撃することすらほとんどなかった仙センの701系100番代なのにね〜
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