香椎線では少数派のキハ40形2000番代(キハ40 2037)
ほぼ1週間前に九州遠征に出てましたので、今回はそのときのことを書きたいと思います。
冬から春にかけては駅構内の雑草の心配がほとんどない時期なので、今シーズンは九州遠征の固め打ちをしようかな〜、と。
その先陣として12月に九州遠征に出掛けましたが、残念な結果に終わってしまったので、もう一度作戦を練り直して遠征に出るタイミングを図っていました。
前回の遠征は天気予報がハズレたのが敗因でしたが、それ以外にも臨時列車の運転にこだわり過ぎたのもよくなかったようです。
なので、こんどは遠征期間を1泊2日に、さらに撮影エリアを狭く絞れば失敗を最小限に抑えられると考えました。
そのような条件で天気予報をウォッチングしていたところ、北九州地区で1/22(日)、1/23(月)と2日間連続で曇りときどき雪の予報が出ました。
日曜日出発なので羽田発福岡行きの早朝便の予約が簡単に取れる状況。
この時期の九州地方は日の出が遅いので、当日入りしても福岡近郊ならそれほどデメリットにはなりません。
これならば現地に前日入りする必要がないので、旅費を圧縮できます。
福岡近郊で思い浮かぶ撮影地として鹿児島本線の香椎駅か鳥栖駅がありますが、今回は以前から気になっていた香椎線の終着、宇美駅で撮ることにしました。
香椎線は次回のダイヤ改正では大きな影響を受けない路線だと思われますが、いつまでもキハ40系がのんびり走る路線だとは限らないので、昼間の運用に入っているキハ40形2000番代とキハ47形0・1000・8000・9000番代をターゲットとすることにしました。
香椎線で使用されるキハ40系は筑豊篠栗鉄道事業部直方車両センター(本チク)の竹下運用車ですが、筑豊本線や日田彦山線、後藤寺線で使用される直方運用車とは完全に運用が分けられています。
こちらのキハ40系は南福岡車両区竹下車両派出(竹下駅構内)に常駐しているグループで、キハ40形の2両とキハ47形の23両が基本的に2両編成を組成して香椎線内だけで運用されています。
香椎線用のキハ47形は、客室の座席を撤去して立席部分を広くしてクロスシートの一部をロングシート化するなどの通勤化改造が施され、さらに窓枠がオレンジ色で囲まれた部分に行先表示器を取り付けているのが特徴となっています。
一方、香椎線では少数派となるキハ40形は、キハ47形と異なる工事が施工されているので撮影の題材として面白い車両です。
そんな車両が撮れたらいいなぁ〜、と思っていたところ、運よく宇美駅で本チク竹下運用車の キハ40 2037 の形式写真が撮れたので、今回は特徴側となるトイレ側の4位側から撮影したものをアップしたいと思います。
キハ40 2037(本チク) 2017年1月22日 宇美駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
上述のとおり、香椎線用のキハ47形は目立つように処理された行先表示器が取り付けられているのでネタにされることがありますが、一方のキハ40形はどのような状況か分からないと思いますので、キハ40 2037 の行先表示器もアップしたいと思います。
キハ40 2037 の行先表示器(車外側)
キハ47形やもう1両の キハ40 2053 のようにオレンジ色の枠がないので目立たない車両ですが、行先表示器はトイレ窓の2つ横の狭窓部分に取り付けられています。
キハ40 2037 は香椎線用のキハ47形のように座席の撤去が行われていないので原形どおりの客室で、定員96(座席66)名のままですが、下の写真のようにLED式の行先表示器が狭窓部分にビス止めされています。
キハ40 2037 の行先表示器(車外側)
形式写真では気が付かないようなレベルの後年改造ですが、アクアライナー色と連結するちょっと変わったキハ40形は模型としてもいい題材のようなので、注目してみては如何でしょうか?
なお、この行先表示器は4位寄りの1ヶ所のみの設置となっています。
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