山形新幹線のローカル運用で活躍する701系5500番代(クモハ701-5509)
この週末は青春18きっぷの消化を兼ねて山形に行ってきました。
山形地区に行ったのは民営化されて間もない1988(昭和63)年5月ですから、今回は28年ぶりの訪問です。
当時は、気動車はキハ40系ばかり、客車もオハ50系だけというつまらない時期。
この年の4月に山形地区がJR東日本秋田支店(旧秋田鉄道管理局)から東北地域本社(現在の仙台支社)に移管されたばかり。
目にする車両のほとんどがまだ「秋カタ」の標記だったように記憶しています。
板谷峠の補機EF71形と救援車を撮ってお終い、という遠征だったと思います。
でも、今回は山形新幹線が開業して初めての訪問でしたし、左沢線に投入されて久しいキハ101形も見たことがないという状況から脱したいと思っていたので、青春18きっぷ最終日の土曜日(9/10)にドン行で米沢入りし、翌日曜日(9/11)に米沢とかみのやま温泉、山形で撮影する計画で行ってきました。
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今回は、障害物なしで撮影するのが難しいクモハ701形5500番代のラストナンバー、クモハ701-5509(仙カタ)をアップしたいと思います。
クモハ701-5509(仙カタ) 2016年9月11日 米沢駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
701系5500番代は奥羽本線山形〜新庄間の標準軌化(山形新幹線の新庄延伸開業)に合わせて普通列車用として1999(平成11)年に投入されたグループです。
JR在来線の狭軌(1,067mm)用の701系に見慣れているので、標準軌(1,435mm)仕様のために張り出した台車枠から醸し出されるガニ股感が何とも言えないです。
でも、ホームのかさ上げに対応してドアのステップが廃止されているので、裾部に凹凸のないスッキリ車体となっています。
719系5000番代とは運用が切り離されているため、701系5500番代は米沢〜新庄間で使用されています。
そのため、福島に何度足を運んでも実見することがなかった701系5500番代ですが、ちょっとゴツいスカートを装備した701系くらいにしか見えない普通の車両。
これが山形新幹線と同じ線路で運用されているのですから、山形新幹線って不思議な路線ですね。
旧田沢湖線の秋田新幹線にも行ったことがないので、こんどは701系5000番代を撮りに大曲に行ってみようと思います。
こちらも、国鉄急行色で残っていた最後のキハ28形500番代を撮りにEEきっぷで出掛けたのが最後ですからね…
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[…] 18日に所用で栃木に行く予定があったため、悪知恵を働かせて前後のどちらかに遠征を組めば「週末パス」でリーズナブルな遠征ができると思い立ちました。 そこで金曜日の夜行バスで土曜日早朝、米沢駅前に降り立ちました。最近形式写真仲間において山形地区に遠征された方が複数名いらっしゃいますが、「トレインブックス」の伊藤さんが撮影された701系5500番代の情報を早速活用させていただこうというものです。 […]
2016.09.18 22:44 | 南東北遠征報告(左沢線のキハ101-4) : Blog I TRENI 3