JR四国のキハ40形2000番代(キハ40 2110)
今回は、四国遠征1日目の中からキハ40形2000番代をアップします。
徳島運転所(四トク)近くの駐車場から撮影した キハ40 2110 です。
キハ40 2110(四トク) 2015年5月24日 徳島運転所
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キハ40系は国鉄最後の全国区形式で、JR旅客会社6社すべてで活躍していますが、JR四国にはキハ40形とキハ47形、キロ47形の3形式が配置されています。
両開きドアのキハ47形は徳島運転所(四トク)と松山運転所(四マツ)に配置されていますが、1500形気動車の増備などにより朝夕だけの活躍となり、オハ41形や晩年のオハ50系のような使われ方になっています。
すでにキハ47形は一部が廃車となりましたが、乗り心地のよい空気バネ台車を装備した寒地向けの キハ47 501・1501 については観光列車「伊予灘ものがたり」のキロ47形に改造したうえで車籍復活されています。
もう少し1500形が増備されたらJR四国のキハ40系は全廃になるかも知れませんが、8600系特急形電車の増備しか発表されていないので、何とも言えない状況です。
一方のキハ40形は暖地向けの2000番代が四トクに集中配置されています。
昭和55年度1次債務車の キハ40 2107〜2110 と昭和56年度1次債務車の キハ40 2142〜2148 の11両です。
1500形の増備がこれほど進んでいなかった数年前までは昼間の単行列車にも使われていましたが、こちらも現在はほぼ朝夕だけの活躍になっています。
以前、こちらでは四トクの キハ40 2108 をアップしたことがありますが、今回はトイレ撤去部分の車体側面について写真を撮りましたので、こちらもアップいたします。
キハ40 2110 のトイレ撤去部分
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キハ40 2110 はトイレの撤去にともない屋根上の水タンクが撤去され、同部分が普通屋根に改造されていますが、4位側だけは旧低屋根部分の手すりを活かすために切り欠いた構造となっています。
四トクのキハ40形はすべてトイレが撤去されていますが、水タンク跡を普通屋根化しているのは一部の車両で、水タンク搭載部分が低屋根のままで通風器が存置された車両も数多く目撃しました。
四トクのキハ40形の水タンク撤去部分の屋根の形状を整理してみましたので、鉄道模型のプロトタイプ探しの参考にどうぞ。
水タンク撤去部分が普通屋根化されたキハ40形
2107 **
2108
2110
2142
2148
水タンク撤去部分が低屋根のままのキハ40形
2109 **
2143
2144
2145 **
2147 **
2146
*:http://blogs.yahoo.co.jp/koudennjitai より
TOMIXから「キハ40形2000番代 JR四国色」が発売されているようですが、単に塗色をJR四国色に変えているだけでなく、水タンク撤去部分を普通屋根にわざわざ変えた仕様になっているみたいです。
すごいですね。
この製品説明にはプロトタイプについては書かれていないようですが、四トク配置車すべてが普通屋根に改造されているわけではありませんので、上リストを参考にされるといいかと思います。
また、タイフォンはシャッター形またはスリット形と大小の4種類からパーツが選べるようになっているみたいですが、四トクの11両はすべてスリット形に改造されていますので、スリット形(小)を取り付けると現車に近づきます。
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