785系の制御電動車 クモハ785形0番代(クモハ785-3)
今回もJR北海道の定例記者会見に関する車両として、民営化間もない1990(平成2)年に登場した785系の制御電動車、クモハ785形0番代をアップしたいと思います。
札幌運転所(札サウ)の クモハ785-3 です。
クモハ785-3(札サウ) 2014年5月13日 岩見沢駅
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785系は交流電車初のVVVFインバータ制御を採用した軽量ステンレス製の特急形車両で、4両基本編成と2両付属編成がそれぞれ製造されました。
1990(平成2)年9改正から特急「スーパーホワイトアロー」として運用され、札幌〜旭川間では781系の特急「ライラック」と交互に30分間隔で特急列車が運転されるようになりました。
2002(平成14)年には、グリーン車並みの設備を有する座席指定席車の“Uシート”を連結するためにモハ784形500番代とモハ785形500番代が増備され、前者は4両基本編成に、後者は2両付属編成2組にそれぞれ組み込まれて全編成が5両編成に揃えられました。
785系は比較的車齢の若い系列で、しかも2007(平成19)年までにリニューアル工事が実施されて機器更新されているのでしばらく安泰かと思っていましたが、今回の発表で置き替えられることが表明されました。
2016(平成28)年3月の北海道新幹線新青森〜新函館北斗間の開業で特急「スーパー白鳥」が廃止となり789系0番代が余剰となります。
その転用先として789系0番代が「スーパーカムイ」「すずらん」に回されることは予想していましたが、こんなに早い時期に発表されるとは思っていなかったので、今後の撮影計画を見直していこうと思い始めたところです。
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