苫小牧・室蘭地区の711系を置き替えた キハ143形(キハ143-153)
今日は7月11日ですので、Twitter や Facebook にJR北海道の711系がたくさんアップされています。
711系は試作車の900番代から基本番代の0番代、増備車の50・100番代まで一通り撮影してきましたので、中判のネガが手元にありますが、スキャンがほとんど終わっていません。
また、最近のバリエーションも一部撮影ができていません。
とても711系をアップできる段階ではないので、今回は少しだけ711系に関連がある車両をアップします。
711系は千歳線・室蘭本線の苫小牧〜室蘭間で使用されていましたが、2012(平成24)年10月のダイヤ改正で同区間から撤退し、気動車によるワンマン運転に統一されました。
今回はそのときに千歳線・室蘭本線運用の711系を置き替えたキハ143形の キハ143-153(札ナホ)をアップします。
キハ143-153(札ナホ) 2014年5月17日 苫小牧駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ143形はトイレなしの100番代とトイレ付きの150番代の2両編成で運用されていますが、どちらともオハフ51形を1994・1995(平成6・7)年に気動車化した改造車で、2012(平成24)年までは札沼線で使用されてました。
1990〜1995(平成2〜7)年に改造されたキハ141形とキハ142形は、キハ58系などで使用された駆動用機関(エンジン)を搭載し、台車もコイルバネのDT22D(TR51C)が流用されてました。
しかし、増備車として登場したキハ143形は、改造当初から450PSという高出力の機関DMF13H2Dを搭載し、台車も空気バネのN-DT150A(N-TR150A)を履くなど、ハイスペックな気動車化改造車です。
そのため、キハ143形は札沼線電化後も廃車にはならず、キハ143-101〜104・151〜154・156・157 の8両は千歳線・室蘭本線に転用され、キハ143-155 はJR東日本に売却されて「SL銀河」用の客車に転用されました。
コメント
こんにちは。
室蘭本線に移った後にキハ143形に乗りましたが、まっすぐに延びる複線を高速で走る様子は、実に爽快でした。強力なエンジンの性能を活かしてぐんぐん加速し、時速100キロで走る気動車、他の路線ではないのではないでしょうか。
今では10両だけの少数になっていますが、客車から改造された独特な気動車は、多くの人の記憶に残るものと思います。
北海道の鉄道の経営環境は、この先も厳しいものと思いますが、最大限知恵を使って、路線網の維持がされることを祈っています。
お写真、楽しませて頂きました。
今後とも、宜しくお願い致します。
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2016.04.17 18:38 | 風旅記
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