鳥取地区で活躍する“花笠色”のキハ47形0番代(キハ47 146)
今回は鳥取地区で走っている“花笠色”のキハ47形0番代、キハ47 146(米トリ)です。
キハ47 146(米トリ) 2014年6月4日 鳥取駅
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キハ40系は各地でそれぞれの地域色に塗り替えられましたが、JR西日本米子支社だけは首都圏色(朱色5号)を標準色として守り続けたため、一時期は首都圏色の気動車がここだけになりかけたことがありました。
そのうち時代が変わり、国鉄時代を懐かしむような風潮に合わせてJR各社でもリバイバルと称して首都圏色への塗り戻しが行われるようになりました。
一方、首都圏色を標準色としていた米子支社の鳥取鉄道部では、黄緑色をべースに因幡の白ウサギと傘踊りのイラストをあしらった“花笠色”に塗色変更した車両が登場しました。ここのキハ40系は首都圏色ばかりでしたので、目立つ存在に。
対象車はトイレ付きの キハ47 146 とトイレなしの キハ47 1112 の2両だけでしたが、長らく首都圏色への塗り戻しは行われず、冷房化や機関(エンジン)の換装(DMF15HSA→SA6D125H-1H)、延命化工事が実施されても“花笠色”のまま残っていました。
しかし、JR西日本で進められた単色化施策には勝てず、2009(平成21)年に キハ47 1112 のみ“花笠色”から首都圏色に塗り替えられてしまいました。
これで“花笠色”が単色化の対象車であることが証明されたので、キハ47 146 がこの姿で活躍するのも残りわずかということが分かってしまいました。
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