仙台地区のサロ改造のクハ455形600番代(クハ455-609)
最近は写真を撮りに行っていないので手元にあるストックのなかから1枚をアップします。
国鉄末期は鉄道模型のような切り継ぎ車両がたくさん登場しましたが、今回も中間車を先頭車化改造した車両です。
前回(10/26)は165系直流電車の付随車サハ165形を455系交直流電車クハ455形に改造したクハ455形500番代(クハ455-502)でしたが、今回はグリーン車サロ165形を先頭車化したクハ455形600番代です。
クハ455形600番代はサロ455形改造のクハ455-601〜605とサロ165形改造のクハ455-606〜611が誕生しましたが、仙台運転所(仙セン)に配属されたのは クハ455-608・609 の2両だけでした。
いずれも種車時代に2段式ユニット窓に改造されていましたので、“いかにもサロ”という存在感はありませんでしたが、それでも不思議な車両でした。
下の写真を撮影した時点(1991年)では、すでに座席がリクライニングシートから固定クロスシート(ボックスシート)に交換されていましたが、落成当初は回転リクライニングシートを向かい合わせに固定しただけでしたので、貧乏人には無縁だったグリーン車に乗った気になれる貴重な車両でした。
このような変わった車両が2007(平成19)年まで残っていたのに、カラーポジなどで撮り直していなかったのが悔やまれます。
クハ455-609(仙セン) 1991年11月2日 松島駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
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