3月ダイヤ改正で「北斗」から引退するNN183系(キハ183-9560)
昨日(12/15)、一部パートを執筆した「熱狂!ジョイトレ時代」(イカロス出版刊)が発売されました。
私にとっては大ニュースですが、鉄道ファンにとってこれよりも大きなニュースは、2018(平成30)年3月ダイヤ改正についての発表でした。
車両の置き替えに関する発表はあまり多くないですが、今後の撮影計画に関わるので、これから分析してみようと思います。
JR各社および支社からの発表(PDFファイル)に一通り直接リンクを貼りましたので、是非ご活用ください。
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JR九州(宮崎エリア)
JR九州(鹿児島エリア)
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JR北海道では、キハ183系で運転されている特急「北斗」(3往復)がキハ261系1000番代に置き替えられ、函館〜札幌間の特急列車がすべて「スーパー北斗」に統一されます。
3月ダイヤ改正以降、「スーパー北斗」はキハ281系とキハ261系1000番代の2系統のみとなるので、函館運輸所(函ハコ)は少ない予備車で効率的に運用できるようになります。
次期ダイヤ改正までにキハ261系1000番代が20両の新製投入されるので、これにともないキハ183系0番代(200番代)の14両は順次廃車されるようです。
前回のダイヤ改正でキハ183系の「サロベツ」はキハ261系化され、「オホーツク」も一部列車を旭川発着の「大雪」に変更してキハ183系の所要両数を減らしたので、すでにキハ183系0番代(200番代)の多くが廃車となりました。
こんどのダイヤ改正で「北斗」がキハ261系化されると、キハ183系7550番代(NN183系)が一時的に余剰となります。
余剰となるキハ183系7550番代(NN183系)は他のキハ183系と連結できないので、何らかの準備が必要になります。
ここでどのような工事が行われるか分かりませんが、それが整った時点で「オホーツク」「大雪」に転用されることになると思われます。
この転用劇が終了すると、キハ183系0番代(200番代)が完全に淘汰されます。
現在、函ハコのキハ183系「北斗」は2運用で回していますが、グリーン車だけは1両しか予備車がありません。
しかし、「オホーツク」「大雪」は3運用で回しているので、定期運用をこなすだけでもグリーン車が3両必要です。そのまま「北斗」のキハ183系7550番代(NN183系)を「オホーツク」「大雪」にするとグリーン車が足りません。
キハ183系7550番代(NN183系)をキハ183系従来車と連結できるように改造するか、2両だけ残っているキロ182形500番代をNN183系対応に改造するか、キハ183系従来車とキハ183系7550番代(NN183系)の2系統で運用を回すか、とさまざまなケースが考えられます。
素人考えでは、キハ183系従来車を波動輸送用に回すのがいいと思いますが、キロ182形500番代も相当痛んでいるので転用改造するとは思えないですよね…
来年の6月くらいになると、キハ183系最後の転用劇が見えてくるものと思われます。
今回は、「北斗」で使用されているキハ183形9550番代、キハ183-9560(函ハコ)をアップしたいと思います。
キハ183-9560(函ハコ) 2017年5月26日 登別駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ183-1560 → キハ183-4560 → キハ183-9560 と改番のたびにインフレ化し、現在は試作車のような番号となった機関換装車(重要機器取り替え工事施工車)です。
基本的に、「北斗」用のNN183系は130km/h運転対応改造(4550番代化)でブレーキ圧力が変更されたため、キハ183系従来車とは連結できません。
函ハコのNN183系が連結できるのは、グループ内のキハ183形4550・8550・9550番代、キハ182形7550番代、キロ182形7550番代だけです。
もし、このまま「オホーツク」「大雪」に転用されたとしても、ほぼ同期のキハ183系400・500番代とは連結ができません。
しかし、キハ183形9550番代はブレーキシリンダーに自動切替機能が付加された4550番代からの改造車なので、キハ183系従来車と連結できます。
圧力切替弁をどの車両に追加するのか?
気になります。
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