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9月末に引退した485系「いろどり(彩)」の1号車(クロ481-5503)

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またまた間が空いてしまいましたが、今回も最近引退または離脱した車両を採り上げたいと思います。

 
9/30(土)、長野総合車両センター(長ナノ)の485系5000番代(N201編成)の“いろどり(彩)”が団体臨時列車「ありがとう!いろどり号」を最後に引退しました。

この日は長野を起点に2方向でさよなら運転が企画され、中央線コース(長野→辰野→富士見・富士見→みどり湖→松本)、大糸線コース(松本→白馬・白馬→松本→長野)がそれぞれ運転されました。

 
N201編成の6両は新潟車両センター(新ニイ)のT21・T22編成を1本に組み替えてジョイフルトレインに改造したもので、485系オリジナルの車体構体を受け継いだ数少ないジョイフルトレインでした。

首都圏でよく見られる“”“”“リゾートやまどり”などは485系の足まわりを流用しているだけで、新しい車体を載せた新車のようなものですから、“いろどり(彩)”の引退で編成単位で485系オリジナルの雰囲気を味わえる車両はいなくなりました。

 
盛岡車両センター(盛モリ)の“ジパング”の中間車(モハ485-3014・モハ484-3014)が残っているので485系オリジナルは絶滅していませんが、これだけ少数派になると保守の問題などで呆気なく引退ということもあり得ます。

485系オリジナルの乗り心地を堪能するのなら「ジパング平泉号」などの臨時列車を早めにチェックしておくべきでしょうね…

 
今回は、“いろどり(彩)”の引退が報道された翌日(9/16)に撮影した1号車の クロ481-5503 をアップしたいと思います。

元を辿ると特急「いしかり」に暫定投入された1974(昭和49)年製の クハ481-1503 です。

 
クロ481-5503

クロ481-5503(長ナノ)  2017年9月16日 信濃大町駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

クハ481-1503 は、2007(平成19)年1月に“いろどり(彩)”化に際して1+2列の回転リクライニングシートに換装されて クロ481-1503 となりました。

これで485系の新番代区分はお終い。もうこれ以上増えないだろう!と思っていましたが、甘かったですね〜
北陸新幹線金沢延伸開業にともないJR東日本長野支社のまわりにJRの交流区間がなくなったので、2015(平成27)年7月に交直切り替え機能の使用が停止されて直流に固定化されたため、クロ481-1503 は クロ481-5503 に改番されました。

改番されてから2年で引退ですから、“クロ481-5503”はレアな番号だったということになるのでしょうか。

 
何処かに「ドラゴンボール」に登場するキャラクター“フリーザ”に似ているなんて書かれていましたが、これからはネタモノとして扱われていくのでしょうね…
実車を見たことのない人たちに。

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