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「増毛ノロッコ号」の3号車に連結された“バーベキューカー”(ナハ29002)

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今回は、遠征2日目(5/7)の話しです。

 
この日は北海道内に横たわっていた前線の影響で、岩見沢は朝から雨模様。

キハ182-405 をもっと好条件で撮り直したかったので、朝から岩見沢駅にスタンバって「オホーツク1号」待ちしてましたが、残念ながら到着直前に土砂降り。

仕方ないので、深川に早めに移動するも、こんどは晴れ。

やはり、道内の天気は難しいですね。

 
しかし、2時間も滞在しているうちに次第に雲が多くなってきたので、留萌本線で使用されているキハ54形500番代を撮影。

そして、留萌で折り返す観光列車「増毛ノロッコ号」を追いかけに 4925D に乗車して留萌に到着。

初めての留萌です。

 
ここでもキハ54形500番代を撮影し、「増毛ノロッコ号」の入線を待ちます。

ワクワクしますよね。

 
ゴールデンウィーク突入直前に発表された「増毛ノロッコ号」。

留萌本線留萌〜増毛間は12月4日を以て廃止されるので、「ノロッコ号」用の車両がゆっくり撮れる最後のチャンスかも知れないです。

 
「増毛ノロッコ号」の折り返し時間は約1時間20分。

ディーゼル機関車を含めて5両を撮影するには十分な時間ですが、風が強すぎるのと、ときどき雲が切れて晴れてしまったので、1時間近くも掛けてゆっくり撮影しました。

「増毛ノロッコ号」の編成表を描いてみましたが、こんな感じです。

 
「増毛ノロッコ号」の編成表(左側が増毛方)

「増毛ノロッコ号」の編成表(左側が増毛方)

 

1号車(オハテフ510-51)と4号車(オクハテ510-2)の2両は「富良野・美瑛ノロッコ号」用車両で、茶色をまとったお揃いの車両です。この2両は旭川運転所(旭アサ)に配置されています。

緑色の オハテフ510-2 は「くしろ湿原ノロッコ号」用車両で、ナハ29002 は“バーベキューカー”です。何れも釧路運輸車両所(釧クシ)に配置されています。

1両ごとに塗色がバラバラという印象が強く、寄せ集め感は否めないですが、撮影者側から見ると賑やかでいい雰囲気の列車でした。

 

今回は、「増毛ノロッコ号」の3号車に連結されていた“バーベキューカー”の ナハ29002 をアップしたいと思います。

因みに、形式番号の“29000”はバーベキューの肉(ニク=29)の語呂合わせから名付けられたようです。

 
ナハ29002

ナハ29002(釧クシ)  2016年5月7日 留萌駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

ナハ29002 は2001(平成13)年7月に登場した“バーベキューカー” ナハ29000形の増備車です。

ナハ29001 と異なり1,000mm幅のドアを設置しているので、となりに連結された気動車(キハ40形など)から移動せず直接乗車できるようになりました。
また、肉や野菜などの販売カウンターを後位側に配置しており、カウンター内に大形冷蔵庫や手洗い設備、流し台、水タンク、殺菌装置などが設置されています。

客室の座席はテーブルをはさんだ4人掛けのボックスシートになっていますが、「富良野・美瑛ノロッコ号」「増毛ノロッコ号」として使用されるときはテーブルの電気式ホットプレートは撤去されます。

 
種車は、かつて「カートレイン北海道」で使用されていたワキ10000形の ワキ10165 です。

車体側面には貨車時代を思わせるものがほとんど残っていませんが、高速貨車用として開発されたTR203台車と、リブ付きの浅い三角屋根に当時の面影が残っています。

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