元「スーパーエクスプレスレインボー」の直流牽引機 EF65 1118
ここ最近は電気機関車を積極的に撮影してましたが、今回は少し華のある直流電機をアップしたいと思います。
JR東日本所属で田端運転所(田)に配置されているEF65形の中でも異彩を放つ、元ジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の専用牽引機の EF65 1118 です。
EF65 1118(田) 2014年9月8日 久喜駅
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国鉄末期の1987(昭和62)年3月に12・14系混成のジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」が登場し、同編成の専用牽引機として EF65 1019 と EF81 95 の2両が用意されました。「スーパーエクスプレスレインボー」に合わせて車体がチェリーレッドに塗り替えられ、車体側面に大きく“EF65”または“EF81”の形式名が斜めに表記されました。
1998(平成10)年に直流機の EF65 1019 は EF65 1118 に置き替えられましたが、2000(平成12)年に「スーパーエクスプレスレインボー」の引退で12・14系客車が廃車となり、専用色のチェリーレッドは本来の意味を失いました。
その後は当時の寝台特急「瀬戸」などで活躍し、現在も工事列車などで使用されていますが、「スーパーエクスプレスレインボー」専用色(レインボー色)は塗り替えられていません。
「スーパーエクスプレスレインボー」が引退して14年、レインボー色をまとっている意味はなくなりましたし、客車自体が風前の灯となり、後継機のEF510形500番代が製造された現在ではEF65形を維持し続けることは困難だと思われます。
でも、このような車両を撮るチャンスは限られます。
そんなときに、乗務員訓練のための試運転(黒磯ハンドル訓練)の牽引機が前日(9/7)の EF65 1105 から EF65 1118 に変更となったのはラッキーなことでした。
しかも、当日の久喜駅は同業者ゼロ。
恵まれた撮影環境の中で撮影できましたので、きれいな姿を記録することができました。
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