「北斗星」のロイヤル・デュエット合造車(オロハネ24 554)
数日前から寝台特急「あけぼの」の来春廃止について話題になっていましたが、とうとう北海道新幹線の開業に合わせて2015(平成27)年度末に「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」も廃止というニュースまで飛び込んできました。
毎日新聞の記事は“JR関係者によると”となっているので、今のところJR各社からの正式発表ではありません。
しかし、ここ数年、新聞のフライング記事がJRからの正式発表で覆されたことがないので、あと2年ちょっとで一般客が乗車できる客車寝台列車は全滅することになる、のは間違いないでしょう。
すでに1990年代から鉄道雑誌では“ブルトレがあぶない!”みたいな記事が書かれていましたし、1998(平成)年の「北斗星」用B個室寝台車“デュエット”の オハネ25 565・566 を最後に個室寝台車も新たに誕生していないので、“ブルトレ全廃”が来るのは時間の問題だと思っていました。
14・24系客車をよくここまで使ってきたな〜、というのが率直な感想です。
寝台列車を育てたい、または重要な輸送手段であるとJR各社が考えていれば、すでに後継車を量産し、車両を置き替えていたはずですが、実際は「出雲」「瀬戸」の電車化以外は放置。
「トワイライトエクスプレス」ですら、車齢40年弱の車両を酷使しているのが現状でしたから、ね。
形式写真を撮り始めた1985(昭和60)年当時、14・24系客車はバリエーションのない、つまらない車両の代表格でした。485系電車もそうでしたけど…
その後の個室寝台車化改造などで、バリエーション豊富な系列に化け、それらの形式写真に簡単な解説を付けるだけで1冊の本になるほどのグループになっていきました。
現在、まったく人気のない車両もいつ大化けするか分かりませんので、撮れる車両を撮れるうちに撮っておけ!というのを身にしみて感じることができました。
14・24系客車に感謝感謝です。
* * *
まだ、ブログにアップしていなかった「北斗星」用のAB個室寝台車“ロイヤル・デュエット”の形式写真が手元にありましたので、今回はこちらを。
尾久車両センター(東オク)の オロハネ24 554 です。
すでに オロハネ24 551、オロハネ24 552 はアップ済みですので、これでオロハネ24形550番代は4両のうち3両がこちらでご覧になれることになりました。
オロハネ24 554(東オク) 2013年4月11日 尾久駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
忘れてました、ところで青森〜札幌間を走る急行「はまなす」はどうなるのでしょうか?
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2015.01.13 14:57 | 寝台特急北斗星号◆トレインマーク&データ | 愛称別トレインマーク事典